人事労務ニュース
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文書作成日:2017/05/02

今年も4月より始まった「アルバイトの労働条件を確かめよう!」キャンペーン

 ブラックバイトという言葉を耳にする機会が増えていますが、アルバイトの雇用に関しては、依然としてトラブルが尽きない状況があります。新年度になり、アルバイトを始める学生も多いことから、厚生労働省では「アルバイトの労働条件を確かめよう!」キャンペーンをスタートさせています。そこで、今回はこのキャンペーンの内容についてとり上げましょう。

1.主な取組内容
 今回のキャンペーンは4月から7月にかけて行われます。この時期は新たにアルバイトを始める新入学生が多く、アルバイトを始める前に労働条件の確認を促すことなどが目的とされています。そして重点項目として、以下の5点が挙げられます。

(1)労働契約締結の際の学生アルバイトに対する労働条件の明示
(2)学業とアルバイトが両立できるような勤務時間のシフトの適切な設定
(3)学生アルバイトの労働時間の適正な把握
(4)学生アルバイトへの商品の強制的な購入の抑止とその代金の賃金からの控除の禁止
(5)学生アルバイトの労働契約の不履行等に対して、あらかじめ罰金額を定めることや労働基準法に違反する減給制裁の禁止

2.最近、社会問題となったブラックバイト
 ここ最近、学生アルバイトが風邪で欠勤し、代わりの人を見つけられないことへのペナルティとして、欠勤した日の時間分を賃金から控除されるというトラブルが起きました。これは1.の(5)に該当する内容で、学生アルバイトが遅刻や欠勤をすることで労働契約が履行できないからといって、あらかじめ損害賠償額等を定めることはできません。
 また、(3)の労働時間の適正な把握については、2017年1月20日に「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」が出されており、学生アルバイトも含めてこの新しいガイトラインに基づいた労働時間の把握が求められています。

 飲食業や小売業などを中心として多くの企業において、アルバイト学生は重要な人材の担い手となっています。安定的な人材確保のためには、より一層、アルバイト学生が安心して働くことができるように労務管理をしていくことが求められています。

■参考リンク
厚生労働省「「アルバイトの労働条件を確かめよう!」キャンペーンを全国で実施」

※文書作成日時点での法令に基づく内容となっております。

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